LIB = Local Indie Business/Location Individual Business
リブ:LIBは私たちが提唱する仕事+ライフスタイルの概念です
- LIBの「L」は、ローカル:地域、またはロケーション:場所
- LIBの「I」は、インディペンデント:自立、またはインディビジュアル:個性
- LIBの「B」は、ビジネス:事業であり仕事
つまり、LIB = Local Indie Business/Location Individual Business
「地域に自立し、その地域や場所の個性を生かした仕事」という意味です。
「なるほど、LIBって、要するに地域の小規模事業者のことですか?」
いいえ、多くはそうかもしれませんが、捉え方が少々違います。個人事業主から地域のメディア企業、全国にファンを持つメーカーなど、規模の大小とは関係なく、
- 「その地」で個性的に生き続けたいから、その仕事をしている
- そのビジネスが発展するほどますます地域の個性が上がる
というのがLIBの基準です。
LIB とは逆の概念は
LIBとは逆の概念を考えた方が分かりやすいかもしれません。
- 地域や土地とは関係なく均質な商品やサービスを提供する全国(グローバル)ビジネス
- 提供側の個性よりも市場ニーズに合わせ、顧客満足第一主義を貫くビジネス
- 自立性が少ない、下請け的な受注が大半になったビジネス
「グローバル展開、顧客満足第一主義・・・何も問題ないでしょ?」
「B to Bで大企業や行政などのニーズに応えて仕事をする中小企業、素晴らしいじゃないか!」
などの声が聴こえそうですが・・・もちろん、それを良くないと言っているのではありません。
むしろ逆で、
経営効率が悪く合理性に欠けるLIB的なビジネスが残っていると、日本の国力が上がらないから淘汰すべき…という声も時々聴こえてきますので、そういう見方に対して、
「LIBにも別の面でいい点があるのでは…」
と絶滅危惧の生物の価値でも見直すように改めて考えてみたいということです。それがもしかしたらSDGs(*国連が提唱し、世界中の国が目指そうとしている持続可能な開発目標のこと。詳しくはこちら)の時代に大事なのではないかという仮説のもとに。
LIB という生き方の選択肢
また、LIBでは、「仕事」だけでなく「地域」と「個人の人生」とを同時に考えています。ビジネスのあり方というよりも、「生き方の選択肢の一つ」といえるのがLIBです。
例えば若者たちが大人になっていくときや、中高年が生き方を見直すときに、LIBという生き方もいいかも…という「生き方の選択肢」として選べるようにできないかと思っています。
LIBの定義やその社会への有効性について、我々LIB LAB主催者が、はっきりとした答えを持っているわけではありません。地域創生や個々人の幸福感という点から考えれば、もしかしたらこういう方向に未来の活路があるかもしれないという提案であり、皆の研究・議論の場としてこの場を開設致します。
私たちは、「LIBが好き」という人が増えるほど、SDGsの世界が実現されるのではないかと考えています。
私たちとともに、LIBを研究、学び、実践、普及する仲間になってくださいませんか?